Photoshop My Story
& Color Management

1994年後半Photoshop
3.0との出会いからの歴史である。PhotoshopCC
に至るまでの
パッケージたち。CCにはパッケージが無い。

 


Photoshop My Story

1990年にPhotoshop1.0は発売された。が、それを知る事は出来なかった。
その4年後に発売されたPhotoshop 3.0からのお付き合いである。
フォトショップとの出会いは合成の概念を覆す画期的なものであった。細やかな部分にまで加えられるデジタルの諸々のワザはアナログで費やすしてきた時間が嘘の様である。

Photoshop 4.0は画像を変化させるフィルター類が充実しサードパーティー製をも含めると数百種ぐらいになると思われる。それらをプラグインに入れて利用し、それを組み合わせることで不思議な映像が製作できたが今ではそのほとんどがフォトショップのフィルター機能として内包されている。

Photoshop 5.0 1998年に発表。ヒストリー機能は大変に有効であった。Photoshop5.5が登場させたがそのバージョンアップの理由は単にImageReadyを同梱するため?と思われる。web系画像のための強化が目的であろう。

そして5.0から二年半ぶりになるメジャーバージョンアップ Photoshop 6.0の登場。インターフェイス、ツールバー、レイヤー関連の機能の強化。カラー管理の確立はこの6.0からと思われる。ツールバーの下に位置するツールオプションバーは今にも受け継がれている。

Photoshop 7.0を2002年に発表。レタッチ系、ペイント系が強化されいろいろなシチュエーションで使い分ければ強力なツール群となった。アップルのOS戦略による時期バージョンへの橋渡しとしてのバージョンとなった。Camera Rawのプラグインは現在のものと同等である。

CreativeSuiteの名のもとにPhotoshop CS が2004年に登場。Camera Rawを標準で搭載し16bit画像の編集をサポートした。ファイルブラウザが改良され大量の写真に対する編集が可能になった。Windows版にライセンス認証の機能を搭載。
2005年にPhotoshopCS2。アドビは「Bridge」としてブラウザソフトを同梱。また機能面ではフィルター系バニシングポイントをウリとしていた。32bit HDR(ハイダイナミックレンジ)、スマートシャープ等々。CSからのからの受け渡しは違和感無く使用できるバージョンアップであった。Mac版も認証制導入。この頃からかWindowsとMacユーザーの比率が逆転したように思える。
そして2007年、PhotoshopCS3 登場。このバージョンから通常版、Extended版の二本立てとなる。ソフトのアイコンがシンプルに変更された。2008年にAdobeに感じた印象はRaw現像に関して戦略的にNIKONのD3、D300の発売よりも早くCameraRawがニューニコン用として対応していた。従ってニコンの現像ソフトはカメラの発売日と同じで遅れた感が有りこの意味は戦略的以外のなにものでもないであろう。フォトショップCS3が二本化され一般ユーザー用と、それとは一線をかくした層へのアプローチ。結局、このふたつのフォトショップを所有せざるを得ない。フォトショップのImageReadyの同梱は無くなり2005年のアドビのマクロメディア買収により競合製品のFireworks が Adobe Creative Suite 3シリーズに組み込まれた。
また、Creative Suite 2 PremiumにはGoLiveがバンドルされてあったが、またまたこれを切り捨てDreamweaver CS3として以前に買収したアプリケーションを全面に押し出してGoLiveを捨ててしまった。
Photoshop CS4 2008年12月中旬の登場。今では当たり前となった複数のカットから被写界深度を拡大する機能。 パノラマ合成もより正確さを増し画素不足のカメラで大きな画像もこの機能により作成が可能となった。また元画像のままカンバスの回転、色調補正パネルの更なる進化。CS4 EXTENDEDも3D画像への強化も特化された。
2010年5月に生誕20周年になるPhotoshop CS5が発売された。Macも64bit対応となりパフォーマンスの向上があれば歓迎は大である。修復ブラシツールの「コンテンツに応じる」は場面にハマれば心地よい時短ツールである。レンズ補正、HDRの画質の向上等取り上げればキリの無いほどである。Photoshop CS5 Extendedは3D画像に関しては単なる付属的要素から脱却してしまった感がある。
2012年5月中旬、Photoshop CS6発売。サブスクリプション形式の販売形式がありコレを最後にパッケージ版は無いと思われる。「Adobe Mercury GraphicsEngine」搭載により更なる作業の高速化が計られビデオ制作機能も加わった。バックグラウンドによる自動保存機能もその恩恵であろうか?CameraRawの機能も個別のマスクを使用することにより部分的な補正が可能になりRaw画像に細やかな施しが出来るようになった。
その一年後の2013年5月にサブスクリプションベースのサービス「Creative Cloud」の発売に至った。それはコレからの制作場面の契機となるであろう。2014年3月ダウンロード。現在使用中。Photoshopを使いはじめ今年で20周年、ほぼ全てのバージョンを使用した。しかし ウデは上がらず?パッケージマニアには楽しみがへりました。

2014年6月下旬(検索によると6月19日13:30のリリース)Photoshop CC 2014がリリースされたらしい?らしいと云うのは気がつけばの状況。CCにアップしてまだ、三ヶ月に新しいPSがァ〜 付いていけません。これからどのように展開されるのでしょうか?

 

 


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カラーマネージメント

ここではカラーマネージメントがなんぞや?と云う事は専門家の先生方にそのページをゆだねるとして、当方のデジタルフォトとの関わりはカラーマネージメントの理解?から始まったと云うのも過言ではない。デジタルカメラの画素数が1画素1円と云われた時代、つい最近の事とも思えるが後の機材の開発は目覚ましいものがあり、今は云うに及ばずである。あるフィルムラボからデジタルカメラの営業がありその際に持ち込まれた機材のなかに「i1」があった。云わずと知れたカラーマネージメントツールである。その存在は知りつつもいかようなモノであるのかは、それが始めての機会となった。CRTのモニターにi1を付けてアプリケーションソフトをインストールしそれによってモニターを測色すると云う。撮影されたデータがモニターへ。ライティングされた状態の、その時は(フィルムのエマルジョンテスト用の様々な小物たちとカラーチャートあるが)、モニターに写し出された映像は比較的似た様なものであった。そして、プリンターもプロファイルがつくられたあとのプリント出力は当時は驚きであった。モニターのそばに出力されたプリントを置いて見ると今までに経験していた色の差がほとんど無かった。(この後にデジタルカメラのデータと4×5で撮影されたフィルムを自家によるデータ化したものを同じファイルサイズで比較すると、当時のカメラは一歩遅れをとっていた為に購入を断念。)しかしながらi1は即購入と云う状況に。カメラが車一台分の出費から比べればそれほどでは無いものの、当時のメインパソコンの倍の値段はしたであろうか。これも今は型を変え値段も熟れて来た。「フィルムをスキャナーによリデータ化、そして画像処理」の方法は続いた。
この時期、印刷所は(某大手印刷所)写真のデジタルデータはCMYKだけの受付であった。製版の部分をフォトグラファーが受け持つ理由は?しかたなくフォトショップによりCMYKに変換していた。CMYK変換ソフトも登場し、そのカリキュラムにも参加をしたがあまりにもフォトショップによる変換との色の差が激しく、墨版がぁ!墨版がぁ!と質感喪失のデータが「良い」?とそのソフト製作の会社は変換ソフトを売りつけようとしていた。フォトショップ上で色確認をせざるを得ない状況から色がかけ離れることはモニター上の色が印刷へ直結し、その違いがインクが違う、紙が違う程度?の差にとどまることは、アナログをある意味超えたと解釈できるのではないか?であるならその変換ソフトはどう理解すれば良いのか?。そしてまた某大手会社はデジタルデータの納品は「RGB」で!と変わり身速くホームページ上で、また小冊子を作っている。たしかに大手ゆえ各工場により対処の仕方が違いその能力の差?もあったと思われる。目に見えぬデータに責任を取りたく無かったのでしょうか?CMYKに変換し色見本をプルーフ用紙で出力し提出していた頃は今ほどに色の違いは無かった。紙が違うインクが違うの差に止められていたものが、本来の姿である RGB納品に取って代わると、出力見本と印刷時の色が合わなくなったのは皮肉な結果であるし、自らCMYK変換は自分の仕事ではない!と、某大手印刷所に掛け合った事もあったが今となっては自らの CMYK 変換を考えたり、ものによってはフィルムによる撮影に戻したい気にもなっている。

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